よーいちの you can do it !

気象予報士よーいちが人生の知恵をあなたに!

男尊女卑 まだあるかなぁ...

はい! よーいちです。

 

鹿児島に根強く残る、男尊女卑の考え方。

第5回の西郷(せご)どんでも、糸の結婚相手を親や周りの人が決める!

というシーンがありましたね。

今でこそ鹿児島でも男尊女卑の考え方は見られませんが、

よーいちが小さいころはところどころに残っていましたよ。

 

いっちばん身近だったのが、明治32年生まれのばぁちゃんでした。

ま、ばぁちゃんはそーゆー環境で育ったのか、なんとも思わず自然と行動に

出ていました。

 

まず、食事の時は高坏(たかつき)に一人分の料理を並べて男連中の前に出します。

そして男連中が箸を取るまで食べません。

座るのは男連中より一段低く台所に近いところ。

というかそんな間取り、作りの家、なんです。

一番風呂はもちろん男で、自分は一番最後。

 

洗濯物は男物を先に洗って、自分のはあと。

干すときは男物は、風通しが良くて日当たりのいい高いところ、

自分のはその下(当然日当たりは良くなくて)

(たらいを男物と女物を分ける、まではしていませんでした)

 

歩く時は男が先で自分はその斜め後ろ。(たとえ中学生のよーいちと歩く時でさえ!)

 

凄いですよねー。

もっとあったと思いますが、すぐに思いつくだけでもこれだけあります。

 

今でも例えばインドでは娘の結婚相手は父親が決める!みたいなことが残っていて、

ニュースになっています。

しかし今ではそういう時代ではありません。

価値観というのは時代と共に変わりますよね。

美人の定義が変わるのと同じです。

 

今の鹿児島には男尊女卑の考えはありません。

安心してくださいね。

 

よーいちでした。

 

西郷(せご)どん、第5回-2 解説! 相撲ねぇぇ....の2

ども!

よーいちです。

 

第5回は相撲でしたね。しかも御前相撲!

島津斉彬の前で行われたか?は私は存じ上げません(^^)

そしてロケはまた鹿児島市の磯庭園(現:仙巌園)でした。

いいところが鹿児島には残っていますねー。

150年前の設定なのに、すぐOK(*^^)v

 

かなり前に見たテレビ番組で犯人が鹿児島に逃げる!

という設定の刑事ドラマがありました。

そして犯人を追うのですが、行く先々は全部鹿児島の観光地ヽ(^o^)丿

もちろんこの仙巌園にも逃げ込みました! ヤッター

 

もうメジャーな場所なので鹿児島に行ったことがあるという方は

行った行った!でしょうね。

 

第5回の放送でそれはないだろう!というのは、勝ち抜き戦で決勝を勝った

西郷隆盛と藩主の島津斉彬が勝負する!

という、ありえへん設定でした。

いくら名君斉彬でもそんなことはしないでしょ!

 

糸の結婚相手を親や周りが決める、本人は言い出せない、という

男尊女卑の考えは昔からありました。

よーいちのばあちゃんもそうでしたね。

じゃぁ具体的にどんなふうだったか? は、CMの後で!!

 

よーいちでした。

 

 

 

西郷(せご)どん、第5回-1 解説! 相撲ねぇぇ....の1

ども! よーいちです。

 

第5回の放送の中で、糸が西郷からもらったわらじに足を入れた瞬間、大きか!と

言いましたが、文脈的におかしく聞こえました。

あんまり方言が多いと視聴者が聞き取れないと思ってのことかと思いますが、

ここでは普通に「ふとか!」って言うべきでしたね。

 

鹿児島語では直径が大きいのも、長さが長いのも、太い、ふとか、と言います。

ふとかウナギが獲れた!というのは、長くて直径の大きいウナギが、

ということです。

ふとか材木を持ってこい!=もっと直径のでかくて長い材木、ということです。

もちろん、ふとか=直径がふとい、という意味でも使いますよ。

 

これならまだついて来れますが、よーいちが中学生の頃、びっくりした言葉があります。

 

それは、来る=行く、という意味の言葉です。

例えば、

今からアンタのうちに来るから!(=あなたの家に行くから!)

え?

どゆこと?

来る、が、行く、という意味で使われるのです。

最初聞いた時にはひえーと思いましたが、割とふつーに使われていました。

でもこの頃は使わないでしょう。

よーいちはこれはさすがに混乱の元だと思ったので、使いませんでした。

 

よーいちでした(*^^)

 

西郷(せご)どん、第4回-2 解説! ロケ地は「知覧武家屋敷」

どーも、薩摩隼人のよーいちです。

 

前回に引き続き、せごどん第4回の解説です。

まぁ、映画にしてもドラマにしてもそのロケ地が気になるし、

話題になりますよね。

今回は薩摩(鹿児島)が舞台なので、どうしてもロケはその辺になりますね。

第4回は明らかに、アソコでしょ!という場面が見られました。

 

まず前回書いた、薩摩藩重鎮の赤松の切腹シーン。

あれは薩摩半島の中央部にある、知覧武家屋敷ですね。

知ってますか?

放送を見終わってから、どっかだよなー、えーっと、あ!と

思い出しました。

 

あと大久保の父親が島流しになって自宅を出るシーン。

あれも知覧武家屋敷ですよね。

あと子供たちがたくさん出てくるシーンも。

 

行ったことがありますか?

今年の観光シーズンは大変な人出でしょうね。

知覧武家屋敷庭園 有限責任事業組合(公式ホームページ)

今見たら、赤松の切腹シーンは、このホームページの中ほどに出ている、

知覧武家屋敷とは、という写真のその!屋敷で撮影されていますね! きゃー!

この写真の中央奥に西郷隆盛が正座して切腹に立ち会う、という設定でした。

 

武家屋敷のたたずまいはよーいちの子どもの頃の薩摩地方そのままです。

めちゃくちゃ懐かしいです。

ただ一つ残念なのは真ん中の通りが舗装されていることです。

第4回の放送では砂がまかれていたのでしょうね。

道の両脇にある石垣から花が自然発生して、時々に花を咲かせるんです。

 

是非、知覧武家屋敷に行って、幕末の薩摩の雰囲気を味わって下さい。

本当によく保存されていますよ。

 

また江戸時代は人口比の武士の割合が多いので、薩摩のあちこちに武家屋敷が

残っています。

今の時代、武家屋敷の維持管理にはお金がかかるだろうと思います。

なにせ台風が毎年きますから。古い建物なので、何かしら壊れると思います。

 

さてその知覧武家屋敷

建物の縁側に座るときれいな庭園が見られるところが多くあります。

その景色を全部自前でしつらえる、のではなくて上手に「借景」しているんですね。

よーいちはこの知覧武家屋敷に来るまで「借景」という言葉を知りませんでした。

知覧武家屋敷に最初に来たのは子供の頃、ではなくて、

東京から添乗員のアルバイトで! プチ恥ずかし薩摩隼人(*^^)v

そして添乗員ながら感動したのです。

 

この知覧武家屋敷に行って庭を見ながら、遠くの景色を借景し、風流を楽しんだ

200年前150年前の人たちに思いを馳せてください。

 

この武家屋敷の近くには、知覧特攻平和会館もありますから是非見てくださいね。

知覧特攻平和会館

知覧には旧日本陸軍の特攻基地があって、第2次世界大戦末期には多くの若者が

出撃していきました。

鹿児島にはこの知覧のほかに、鹿屋万世南さつま市)にも特攻基地がありました。

 

彼らは「必至」の出撃でした。必至とは必ず死に至る、という意味です。

出撃したら帰ることは考えず、必ず死んでこい!という「激励」があったそうです。

一生懸命やる、でもダメだった、というぬるさではありません。

 

ツアーで行くと、知覧では武家屋敷と特攻平和会館の両方に行くと思います。

個人で行かれる場合は周辺に駐車場がいくつかあるので、よほどのピークでなければ

停められると思います。

 

150年前と70年前の歴史に思いを巡らせてください。

 

よーいちでした。

 

 

 

2018年1月31日の皆既月食 写真に撮りたい!

よーいちです。

 

今度の水曜日の夜は、皆既月食です。(あさっての夜)

準備はできていますか? (なんの? 笑)

 

皆既月食というのは、

太陽-----------------------------------------------------------------------------地球------月

という順番に並んだ時に、太陽光が地球の大気を通って月の表面に届いて

それが赤っぽく見える現象のことね。

距離感を大事にしてほしいんだけど、

太陽-----------------------------------------------------------------------------地球は、

                               地球-----月の

400倍!

おけ?

 

それが一直線上に並ばないと地球の影は月に届かないよね。

どれだけキセキに近い現象か?ってこと。

 

見たことがある人は知っていると思うけど、

皆既月食の時は月の表面が赤銅色になるよね。神秘的!

 

そして多くの人が写真に残したい!って思うじゃん。

でも!

世の中に多く出回っているあいぽんのカメラでは感動する写真は撮れません。

全然だめ!

一眼レフカメラ+望遠レンズが必要です。

 

写せば分かるけど、最低でも300mmぐらいの望遠レンズが必要です。トホホ

よーいちみたいに一眼レフカメラなんだけど、ヘボい300㎜望遠レンズではきれいに

写せません。夕べ試し撮りしてみた。

しっかりした三脚も必要です。

 

皆既日食みたいに皆既時間が2,3分とか数分、

ということはありませんので、じっくり写真が撮れます。

今回の皆既時間は1時間以上ありますよ。

 

 

従ってなぁんにも道具を持っていなくてスマホ派だ、のあなた!

月食のきれいな写真を撮りたい!という野望は捨ててください(*^^)

 

もちろん皆既になった瞬間と最大の時では赤さ(赤み)がぢゃっかん違うんだけど、

専門家じゃなければ気にすることはありません。

1時間以上「赤黒い!」んです(^_^;)

 

一眼レフカメラも三脚も望遠レンズも持っている!というキミ!

ならば記録写真にチャレンジしようか。

でもその前にどれぐらいの大きさに写るか前日までに試し撮りをしてみるんだよ。

あとはマニュアル露出にして、絞り、ISO感度シャッタースピードをメモしておく、

かな。もちろん月食になって月が赤くなってくると露出時間は伸びるからね。

手持ち撮影なんてとても無理だよ。

しっかりした三脚を使ってね。

言うまでもなくマニュアルでピント合わせの練習も。

まさかオートで合わせよう!なんて思ってなかったよね? 笑

 

もちろんこの時期、厳重な寒さ対策も忘れずに!

問題は天気なんだよ。

どーなんだろ?

 

天体写真家、よーいちでした。(@^^)/~~~

 

 

西郷(せご)どん、第4回-1 解説! 日本刀で切る!

はーい、よーいちです。

せごどんの第4回も見どころがたくさんでしたね。

今日はその放送から、気になったところを書いていきますよ。

 

日本刀で切る、ということ

皆さんは日本刀で何かを切ったことがありますか?

まぁ、普通なら日本刀を持ったことがない、でしょうね。

よーいちは切ったことがあるんです! kya-

東京で抜刀(ばっとう)の体験教室に行きました。おととしぐらいかな。

長くなるので結論を言うと、日本刀ではそーそー簡単には切れません!

丸めたゴザでさえ、素人が切ると「ざっくり」と刃が入って、切れずに

途中で止まってしまいます。

 

第4回の放送の中で、赤山という薩摩藩の重鎮の切腹の時に、

西郷隆盛の父親が介錯をする(切腹する人の首を日本刀で切り落とす)、

という場面がありました。

そこでしくじってはいけないと刀を素振り練習しているシーンがありましたが、

しろーと的に見てもあれでは切れません。ち~ん。

 

ご存じのように日本の刃物は「引いて切る」んです。

包丁ものこぎりも日本刀も。

おととしぐらいにベトナムの寿司屋で(ベトナム人の)板前さんが刺身を

「押して切っていた」からおかみを呼んで注意したことがあります。

押し切りでは萌えません(@^^)/~~~ はいはい笑って~

 

刺身を押し切ると細胞が壊れてうまみが流れ出て、全然美味しくないのです。

刺身も引いて切ります。

なぜ刺身包丁って長いですよね? あの長さをフルに使って切るためですよ。

 

玉ねぎを切るとなぜ涙がじゃんじゃん出るんでしょう?

玉ねぎの細胞を壊しているから、細胞から刺激成分が飛び出るんです。

よーく切れる包丁なら被害は本当に少ないですよ。

ま、普通は押し切っている場合がほとんどですけど。

 

さて西郷の素振りは横から見ると刀の通り道が円形になっていました。

実際は刃が首に当たる軌道辺りから手前に引くんです。

詳しく書くと、上段の構えから腕を伸ばして刀の先っぽを遠くに投げるような感じで

振り下ろして、切るものに当たるところから手前に引き切る!

だから振り下ろすのではなくて、自分の腕が自分の下っ腹に当たるように引くんです。

侍の映画を見てくださいね。全部そういう動きをしています。

西郷ちちの素振りはあまりにもお粗末でNHKらしくなくてびっくりしました。

 

続きはまたねー。

よーいちでした。

 

草津白根山の噴火で思うこと

よーいちはかつて草津スキー場のぼースキースクールでコーチを

していたことがあってね。

今回の爆発は他人事ではないのだよ。

事故の後、スノーモービルが斜面を登って救助に向かっている画がテレビで

出てきたね、あーあんな感じのコースだったなぁって思いだして。

 

ゴンドラの監視カメラの映像が出てきた、山頂から下るコースは狭い谷筋沿いの

コースなんだよね。そこにいるスキーヤーに爆弾みたいに火山弾がガンガン飛んで

いったよね。怖い!片手で持てるぐらいの大きさでも当たり所が悪ければ命の危険があるよ!

木があるところはまだしも、なぁんにも上から飛んでくるものを遮ることができない狭いコースがほとんどで、コース上で怪我をしている人が実はいるんじゃないか、って

密かに心配している。

 

コーチをしていたのはもう10年以上前のことで、ゴンドラの山頂駅周辺が

どんな感じだったかは覚えていないけど、

このスキー場はとにかく寒い!モーレツに寒い!

一度、ゲレンデの温度計が、マイナス15度!を指していたことがあったね。

 

その時はリフトに乗っていてバーを掴んでいると、指先の神経が寒さで麻痺して、

リフトを下りる時には指が動かなくなって。

よーいちはスキー大すきー!だから、じゃんじゃん滑る方なんだけど、

そん時はあまりの寒さにほっぺから麻痺してきて、自分から仲間に

コーヒータイムにしよ!って言うほどだった。

そのときだってほっぺが凍りそうで、まともにしゃべれなくて(^_^;)

 

寒さの極めつけは「天狗山」の「ブルーアイス」

テレビでもよく出てきたね、スキー場の一番下のゲレンデの正面にある斜度35度の

天狗山。この斜面が寒いと凍るんだよ、それがナイターの光線を浴びると、

ブルーに光るんだよね!とぉってもきれえ!って言ってる場合じゃなくて!

 

冬山に登る人なら分かるでしょ、普通の白や透明の氷とブルーアイスの違い。

ブルーアイスはとにかく硬い!モーレツに硬い!

だからブルーアイスの上をスキーで滑るor通過することは、とても危険!

スキーで横切るだけでもすってんころりん、だもん。

どんなにエッジを研いでも効かない。

それを知らない人たちがこの天狗山のブルーアイスで転んで滑落100m!

怪我をするほどじゃないけどね。斜度35度でブルーアイスを見るとビビるよー。

35度を超えるとコブができないから大体斜度は想像できるな(*_*)

 

でも!

テレビで見てびっくりしたね、スキーヤーのすぐ近くで噴火したんだ。

まぁふつうは火山の噴火口なんてそんな近くにはないもん。

気をつけましょう、って言うのは簡単、じゃぁどう気を付けるのよ!って

言われたらね。んー

自分が行こうとしている山や湖やスキー場は活火山の近くなのか?を

前もって調べること、ぐらいはやっておこうかと思ったね。

 

活火山の一覧

気象庁|日本活火山総覧(第4版) Web掲載版

って全国にいっぱいあるじゃん!

 

よーいちでした。