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西郷(せご)どん、第4回-1 解説! 日本刀で切る!

はーい、よーいちです。

せごどんの第4回も見どころがたくさんでしたね。

今日はその放送から、気になったところを書いていきますよ。

 

日本刀で切る、ということ

皆さんは日本刀で何かを切ったことがありますか?

まぁ、普通なら日本刀を持ったことがない、でしょうね。

よーいちは切ったことがあるんです! kya-

東京で抜刀(ばっとう)の体験教室に行きました。おととしぐらいかな。

長くなるので結論を言うと、日本刀ではそーそー簡単には切れません!

丸めたゴザでさえ、素人が切ると「ざっくり」と刃が入って、切れずに

途中で止まってしまいます。

 

第4回の放送の中で、赤山という薩摩藩の重鎮の切腹の時に、

西郷隆盛の父親が介錯をする(切腹する人の首を日本刀で切り落とす)、

という場面がありました。

そこでしくじってはいけないと刀を素振り練習しているシーンがありましたが、

しろーと的に見てもあれでは切れません。ち~ん。

 

ご存じのように日本の刃物は「引いて切る」んです。

包丁ものこぎりも日本刀も。

おととしぐらいにベトナムの寿司屋で(ベトナム人の)板前さんが刺身を

「押して切っていた」からおかみを呼んで注意したことがあります。

押し切りでは萌えません(@^^)/~~~ はいはい笑って~

 

刺身を押し切ると細胞が壊れてうまみが流れ出て、全然美味しくないのです。

刺身も引いて切ります。

なぜ刺身包丁って長いですよね? あの長さをフルに使って切るためですよ。

 

玉ねぎを切るとなぜ涙がじゃんじゃん出るんでしょう?

玉ねぎの細胞を壊しているから、細胞から刺激成分が飛び出るんです。

よーく切れる包丁なら被害は本当に少ないですよ。

ま、普通は押し切っている場合がほとんどですけど。

 

さて西郷の素振りは横から見ると刀の通り道が円形になっていました。

実際は刃が首に当たる軌道辺りから手前に引くんです。

詳しく書くと、上段の構えから腕を伸ばして刀の先っぽを遠くに投げるような感じで

振り下ろして、切るものに当たるところから手前に引き切る!

だから振り下ろすのではなくて、自分の腕が自分の下っ腹に当たるように引くんです。

侍の映画を見てくださいね。全部そういう動きをしています。

西郷ちちの素振りはあまりにもお粗末でNHKらしくなくてびっくりしました。

 

続きはまたねー。

よーいちでした。